オリジナルなもの、もっと自分らしさが出せるヨガを。
2025年7月1日
ヨガインストラクター 原田 千恵子 さん (シーズレター2025.7.1号) 原田さんに初めて会ったのは 1 年ほど前。スッと伸びた背筋としなやかな体つきに、「たたずまいが美しい人だなぁ」と思った。 幼い頃から踊ることが大好きだったそうだ。中学までモダンバレエのレッスンに通い、中学・高校ではバトン部やダンス部に所属した。短大の頃はダンススタジオに通って、ジャズダンスに夢中。社会人になってからも熱は冷めず、ショーに出ることもあった。プロのダンサーになりたいとも思ったが、そのハードルがとても高いことはわかっていた。次第に自分自身が中途半端に思えて、悩み、疲れて、ダンスを辞めた。 「でも、ダンスじゃなくて、何か他にもうひとつぐらい自分にできるものがあるような気がしていたんです」と原田さんはいう。 20 代半ばを過ぎた頃、偶然見つけたヨガスタジオの求人に惹かれてヨガの世界に足を踏み込むと、持ち前の向学心と努力家気質を発揮して、インストラクターに。振り返れば、幼い頃からストレッチやバーレッスンなど、地道な基礎練習が好きだった。自分の意識が内側に入っていく、そして目に見えない何かが変わっていく…その感覚はヨガにつながるものがあったのだと、今になって思う。 やがて、結婚を機にヨガスタジオの仕事を辞めた。 2 人の男の子に恵まれると、子育てがしやすそうな街の雰囲気や緑の多さに惹かれて多摩市に引っ越した。 上の子が小学生になった頃、またヨガを学び直したい、教室を開きたいという思いが湧いてきた。子育てや家事も大事にしながら自分のペースでやりたい。そこで、自宅に近い集会所を借り、教室を開くことに。夫が作ってくれたチラシを近所にポスティングして回った。予約不要で好きなときに参加できることにしたため、 1 人しか来ないときもあったが、定着する生徒さんも次第に増えた。会場や実施回数を増やしながら、 9 年以上続けている。 しかし、実は「何をするにも不器用で、時間がかかるタイプ」なのだそう。ゆっくりじっくり考えて、納得しないとできないという。器用にヒョイッとできてしまうタイプの人から「考えすぎるからだよ」と言われて悔しい思いもした。「でも、納得するまで考えて理解したほうが、きちんと人に教えることができると思うんです」という。 ヨガ教室に高齢の生徒さんが増えると...