キャリア支援を続けていく!「やりたいなら、やれる方法を考えよう」
林さんとは、一昨年の秋、こどもひろばオリーブで「キャリアワークショップ」を実施した“キャリアブーケ”のメンバーとして出会った。昨年は、シーズのアクティブメンバーとして「“キャリアカウンセラー”って何をする人?」というテーマでオンラインのシーズサロンを開催。その後、サロンの参加者と個別のキャリアカウンセリングセッションを行うなど、ひとつひとつの出会いを次につなげていく姿が印象的だ。
キャリアコンサルタントの国家資格を持ち、主に大学生のキャリア支援のためのカウンセリング、研修、授業での登壇を仕事としていた。2024年3月、「株式会社キャリアイズ」を設立。社長として経営、営業、広報などをこなしながら、キャリアコンサルタントとして現場にも立つ。取材時は、会社設立から2カ月たったころだったが、もっと営業に出たい、新しいこともしたい…、とのジレンマを感じることも多いという。
起業のきっかけは、今のままでは、より多くの人にキャリア支援を届けるには限界があると感じたからだった。自分がカウンセラーや講師として現場に立つより、チームでやることによって、もっと多くの人に支援を届けられるのでは、と考えたという。現場に立つことも好きだが、現場を「創り出す」ことも好きだ。キャリアコンサルタントにはそれぞれに得意分野がある。クライアントのニーズや規模にあわせてマッチングしていけば、コンサルタントにとっても専門性を活かして働く機会を増やせる。このビジョンを実現するために、これまでの仕事で築き上げてきた人的ネットワークを活かしていきたいという。
今後力を入れようとしているのは、休職した社員の職場復帰を支援する、復職支援(リワーク)だ。林さん自身、大学時代に体調不良で休学を経て卒業、就職した経験から「キャリア支援を仕事にしたい」と考えていた。大学の卒論テーマは復職支援だったという。学生時代に起業を考えていたこともあり、やりたかったことをひとつひとつ実現させている。
プライベートでは、小学校低学年と保育園児のママ。子育ても忙しい今、起業したのは、将来、「30代半ばで起業してここまで事業を継続してきた」ことが会社の信用の裏付けになるだろうと考えたから。設立時期と夫の単身赴任が重なり、家事育児がワンオペになるという予想外の展開もあったが、「この経験も、いつかだれかの糧になる」と考え、「ちょっとずつでも続けていくことに意味がある」と自分に言い聞かせながら、今できることを積み上げているのだそうだ。
林さんのキャリア支援のモットーは「やりたいなら、やれる方法を考えよう」。「私なんかどうせ…」と考えてあきらめてしまう人を減らしたい、という林さんの10年、20年先が楽しみだ。
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